ふと目をそらせば
一乗谷朝倉氏遺跡といえば「唐門」ですが、
脇に目を逸らしてみると、そこかしこに盛り土を見つけます。
これらは全て土塀などの遺跡の一部。
1967年に発掘調査が始まるまでは、
唐門も、遺構も、山間にある田園風景の一つに過ぎませんでした。
しかし、この遺跡の素晴らしさを訴えた一人の人物によって
一乗谷朝倉氏遺跡は保護され、地元住民の手により
文化財として発掘整備されたのです。
朝倉氏の歴史と、遺跡誕生の歴史を知れば
もっと奥深い風景が見えてくるはずです。
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